介護施設は介護医療院のほかにも様々な種類があります。介護付き有料老人ホームや住居型有料老人ホーム、グループホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などです。

介護付き有料老人ホームは要介護者を対象にした施設で、民間の施設となっています。施設ごとに定められた要介護度や条件をクリアすれば、入ることが出来る仕組みです。食事の介助や洗濯、入浴サービスなどが受けられます。

住居型有料老人ホームは自立している高齢者や要支援認定を受けた人、要介護の人と色々なタイプの人が入居することが出来るのが特徴です。食事介助や洗濯、入浴サービスを受けられる他に、提携している医療機関の健康管理サービスも受けられるケースが多いです。

グループホームは要支援2以上で、65歳以上の認知症の高齢者が主な対象となります。施設があるエリアの住民票がある人が入居することが可能です。少人数で共同生活をしながら、認知症の進行を遅らせるという目的があります。

特別養護老人ホームは重度の要介護者を受け入れることが出来る施設で、食事や入浴、排泄介助など日常的な生活支援をしてくれます。

介護老人保健施設は医療機関と自宅の間のような位置にあり、退院してもすぐには自宅で日常生活を送れないときに利用する場所です。入居出来る期間は3か月から半年で、期間を延長しなければならないと判断されたときには長く居られるケースもあります。医師や看護師の医療サービスも受けながら、自宅に帰れるまでの状態に持っていきます。